大学を取り巻く環境の変化

大学の現状とは

近年、日本の大学を取り巻く環境が大きな変化を見せています。

そもそも高等教育機関を代表である大学は、明日の社会のため、良質な人材を多数育成し切れ目なく日本の社会に供給しなければならない役割のその多くを担っている主要な教育機関です。

そして本来あるべき最高学府の姿は間違いなく変革期を迎えています。2000年以降急激に進む少子化による学生数の激減の変化が大学の運営あり方に徐々に影響を及ぼしつつあったのが、最近では無視できないところまで来ており、学生確保へ向けたさまざまな取り組みが切実な課題として大学の存亡を揺さぶっています。

また、大学に求められている、社会に貢献できる高い見識、未来を見据える広い視野、何もないところから新たなるものを生み出す創造性、この国を正しい方向に導く指導力等を備えた有為な人材を供給することを宿命づけられている機関として、学生数の量的な変化だけにとどまらず、入学する学生の資質、そのものの変化も見逃すことができないほど切迫した状態であり、一刻も早い対応に迫られるという現実問題に直面しており、そのためのさまざまな制度改革、制度改正が本格的に進められており、日本においては大学そのものの自己改革の動きは顕著なものとなっています。

しかしながら、長年数多くの大学受験生を見続けてきたウェルズの見解としては、ほとんどの大学における変化へのその対応はまだまだ不充分なものであると断ぜざるをえません。

もちろん、大学側も日々努力はしています。ある意味では涙ぐましい努力と言えるかもしれません。大学も苦悩しているのです。今までのように大学だけが孤高を持しているわけにはいかないのですから。

リメディアルの現状は

残念ながら、大学側は大学生の質の変化に追いつけていないのが現状です。今までの入学者では当然できることが来ない学生が現実に続出しているのです。大学に入学する準備ができていない状態で大学に入学している人が多いということなのです。そして大学側の一つの対応策としてリメディアルがありますが、(リメディアルとは基礎的な学力に欠ける大学入学者が増えた結果、高校レベルからの授業をやり直さなければ大学の授業が進まない現状に鑑み、大学が高校に変わって再教育を行うものです)まだまだリメディアルがうまくいっているとは言えい難い状況のようです。本来の教育機関という立場であればリメディアルという教育もなんなく効果を上げてしかるべきですが、卑近な喩えで恐縮ですが、それはまるで「幼稚園生の指導を中学校の先生が行うようなもの」であり、リメディアルという教育を指導のスキル、使用教材、カリキュラム等曖昧なまま、大学の教員が行うにはなかなか難しいものがあるというのは致し方ないのかもしれません。

ウェルズとして

ウェルズでは42年以上にわたって、ウェルズは教育の一端を担うという自負の下、ユニークな家庭教師センターとして、大学受験生の応援をしてまいりました。あらゆるニーズにオーダメイドで対応することをモットーのウェルズであるが故か、ウェルズに大学生の指導に対するご希望をいただくことに接するご縁に巡り合いました。

そしてその後も同じような相談、ご希望は続き、それも残念ながら少しずつではありますが、さらにそのご希望が増えているのが実情です。また、ウェルズにお寄せいただく相談においても徐々に深刻な内容が増えているのが現状であります。前記の大学(大学生)を取り巻く環境のさらなる変化(悪化)に鑑み、ウェルズのへのお問い合わせは氷山の一角であることに間違いがないことは確信できます。そしてどれだけの大学生がその水面下で悩みを抱えているか想像を絶するものがあり、ここ数年の大学生を取り巻く環境の変化には本当に心を痛めるものであり、ウェルズとしても数年前から大学入学準備の必要性・重要性を大学合格者に訴えてきましたが充分なものではなかったと自戒しております。ですからこの問題は私どもにとっても見過ごすことのできない大きな問題として捉えており、常に検討の中心にありました。

ウェルズは少しでも一助になればとの思いで一つの結論に至りました。それは悩める大学生にこのサイトの提案をさせていただくことものです。

大学生をサポート

そこでは、苦悩する大学生のその苦悩の少しでも多く取り除いてあげることが当面の目標であり、さらなる目標として大学生の抱える学力に関するすべての問題の完全解消を見据えて行動していくことをお約束したいと思います。大学生の、夢の実現に向けて精一杯の手助けをしたいと思います。できれば大学生とともに社会的存在価値を高めていけたらとウェルズは切望することを最後に決意として申し上げたいと思います。


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